『農稼肥倍論』(大蔵永常)を読んだ人々

 肥料は薬のようなもので、匙加減が大事と書いてある本ですが、要するに、よく観察して、総合的に考えるべしということですね。

 

 これは江戸時代に書かれた農業の本ですが、誰が読んだのでしょうか。もちろん、武士、職人、商人なども読んだかも知れませんが、主たる読者は農民だろうと思います。自分たちの日々の仕事に直結する内容ですから。

 

 ここで、注目すべきことは、読み書きのできる農民が相当数いたということです。文字が読めれば、色々な人の知恵を得て、農作業が効率的に進むでしょう。